パリで最も古いレストランのひとつで、おそらく何十回も通り過ぎたことがあるだろう。賑やかな モントルグイユ通りにあるエスカルゴ・モントルグイユは、フランスがまだ7月王政の時代、ルイ・フィリップ1世の治世下にあった1832年に開店した。
約200年にわたり、このパリの名店は美食家、パリ市民、観光客にフランス風の料理を提供してきた。店内は、第二帝政時代の装飾が往時を偲ばせるが、店名からもお分かりのように、 フランス美食の重要な要素である「ブルゴーニュカタツムリ」を使ったメニューで、お皿の上でもタイムスリップしたような気分にさせてくれる。
王の中の王、アントナン・カレームが1814年に考案したこの古典的な料理は、マイスターバターを使った最も古典的な 、しかし悪魔的に美味しいバージョンで紹介されている。
この小さな驚異は、 6個でも12個でも(レシピと選んだ数によって12ユーロから36ユーロ)食べられるし、 5種類のレシピを組み合わせた36個のブルゴーニュ風カタツムリの大皿(80ユーロ)でも、観光客がうらやむこのフランスの特産 品の乱痴気騒ぎができるほどだ。もちろん、カタツムリは事前に湯通しされ、ハーブやスパイスで味付けされたコート・ブイヨンに入れられるなど、細心の注意と 伝統をもって調理される。
しかし、エスカルゴ・モントルグイユのメニューはこの定番料理だけではない; 鴨肉のパテ・アン・クルート、たっぷりのフォアグラと丸ごとピスタチオ添え(15ユーロ)、エスコフィエ風カエルの足(14ユーロ)、驚くほど柔らかい牛フィレ肉のロッシーニ(36ユーロ)など、伝統的な料理の数々に加え、春一番のアスパラガス(15ユーロ)など、食欲のない人でも満足できる軽めの料理も用意されている。
目の前で フランベしてくれるクレープ・シュゼット(15ユーロ)や、レモンクリーム、フレッシュマンゴー、ライムを添えたパブロバ(11ユーロ)など。堂々とした 金色のカタツムリが目印の「L'Escargot Montorgueil 」は、フランスの美食にふさわしい完成度の高い料理に舌鼓を打ちたい人にとって、ランチやディナーに立ち寄る価値のある店だ。
開催日および開催時間
より 2024年12月7日
所在地
エスカルゴ・モントルグイユ
38, rue Montorgueil
75001 Paris 1
公式サイト
escargotmontorgueil.com