料理は文化間の真のつながりとなりうる。アルマスでは、ロシア、イラン、レバノンが融合し、キメラのような料理が生み出される。3ヶ国語で「ダイヤモンド」を意味するこの名前の背後には、アレッサンドラ・モンターニュ・ゴメス・シェフの2つの住所であるノッソとテンペロの厨房で働いていた3人のシェフ 、マリアム、アンナ、サンドラがいる。
一人目はイラン人で、フランスでフードジャーナリストとしてスタートした。2人目はロシア人で、法律を学んだ後、英語教師になった。3人目はレバノン人で、グラフィックデザインの仕事をしている。3人とも料理に目覚め、 それぞれの子供時代の思い出や文化、倫理的でエコな価値観を 共有したいと考えた。
こうして、エスト駅からほど近い、近所の小さな食堂「アルマス」が誕生した。この3カ国の融合を結晶化させるために、3人のシェフは特別な料理、ピロシキを選んだ。ピロシキは ロシア発祥の小さなパンで、肉、チーズ、魚、野菜などが入っているのが一般的だ。アルマスでは、代々受け継がれてきた 家庭のレシピに従って、ペルシャやレバノンの味からインスピレーションを得た具材を使用している。
野菜はビオヴォール、ブロコ、アザデ、テロワール・ダヴニール、乳製品はレトリー・ド・パリ、魚はトム・サヴール、スパイスはシラ、ピロシキに使う小麦粉はムーラン・ジル・マティニョンなど。
牛乳とバター、またはオーガニック・オリーブオイルで作られるアルマスのピロシキは、黄金色でふっくらとしている。メニューには4種類のレシピがあり、そのうち2種類は毎週新しく登場する。ロールパンに含まれるグルテンに耐えられない人のために、レシピはお皿に載せて食べることもできる。
私たちが訪れたときには、卵とハーブとバーベリーのピロシキ、サフラン風味のニンジンとドライフルーツのピロシキ、 魚とニンジンとネギのピロシキ、鶏肉とレモンとサフランのピロシキがあった。これらの料理には、レンズ豆とチャードとレモンのスープか、ビーツとクレソンと櫨のサラダが付き、値段は 14ユーロから17ユーロ。
デザートでは、ヨーグルトとメープルシロップを 添えたそば粉のケーキが、レバノン風コーヒーと一緒に甘く締めくくるのに最高だった。 全体として、とてもシンプルだがよくできた料理が低価格で楽しめる。
このテストは、プロの招待客として行われたものです。もし、あなたの体験が私たちと異なる場合は、コメントでその旨をお伝えください。
所在地
アルマス
48 Rue de Chabrol
75010 Paris 10
料金表
Almas seul : €5.5 - €6
Formules déjeuner : €14 - €17
公式サイト
www.instagram.com