黄金に輝くアンヴァリッドのドームを眺め、 陽光降り注ぐ長いテラスがあるレストラン D'Chez Euxは、この夏を十二分に楽しませてくれる。美食家で知られるジャック・シラクをはじめ、最近ではエマニュエル・マクロンなど、多くの国際的な著名人、大使、元大統領、現大統領が数十年にわたり楽しんできた、ボリュームたっぷりのグルメな郷土料理をご堪能ください。
ブルゴーニュ産カタツムリ、ペトロシアン産ニシンの切り身、レンヌ産放し飼い鶏のロースト、オーベルジュ産カスレなど。
D'Chez Euxに一歩足を踏み入れると、赤と白のヴィシー・チェックのテーブルクロス、エプロン姿のウェイターなど、 伝統的なビストロにタイムスリップしたような気分になる。
厨房では、1992年からD'Chez Euxの指揮を執るシェフ、ベルトラン・ゴートローが腕を振るっている。前菜には、たっぷりのフォアグラとカリカリのヘーゼルナッツを添えた自家製鶏肉パテ(22ユーロ)、新鮮なカエルの足をニンニクで炒めたもの(42ユーロ)、そして極めつけは、オーベルジュ産の悪魔のような豚肉のコショネイユ(29ユーロ)だ。
次は何だろう?味覚の準備をしよう。一方では、伝統的でどこにでもありそうな「カスレ・ド・ロベルジュ・アン・マルミット」(35ユーロ)、完璧なグラタン、もう一方では 「コック・オー・ヴァン・ド・ブルイイ」(35ユーロ)。
あまりにたっぷり盛られているので、デザートは省くことにしたが(!)、もし気が向いたら、昔ながらのパリ・ブレストは驚嘆に値すると言われていることを知っておいてほしい。
典型的な雰囲気の中で、血のにじむようなエキサイティングなフランス料理が食べられるレストランをお探しですか?どこに行けばいいかはもうお分かりだろう。