シャンブル・ノワールがマゼットで開催した没入型イベント「スプラッシュ」。

シャンブル・ノワール集団の新しいイベント「スプラッシュ」が2024年4月24日に開催された。同団体の3回目となるこのイベントでは、アーティストと観客が交流する没入型の夜が繰り広げられた。シャンブル・ノワールは、見逃せないパリのはしけ「ル・マゼット」とのコラボレーションにより、あらゆるジャンルの若手アーティストを紹介している。プログラム：音楽ライブ、パフォーマンス、演劇、ダンス...。

シャンブル・ノワールは2024年4月24日、12区のマゼット船上で、没入型イブニング「スプラッシュ」を開催した。この 若い集団の目的は、一夜限りの新進アーティストにスポットライトを当てることだ。

シャンブル・ノワールは2022年、全く異なる職業経歴を持つ5人の友人によって設立された。アートと カルチャーに情熱を注ぐ彼らは、自分たちの情熱とナイトライフの世界を融合させたいと考えた。これがシャンブル・ノワールのコンセプトの出発点であり、パーティーとアートが一体となった没入型のイブニングである。このアイデアは、新進のアーティストに、彼らの才能を表現するための非日常的な場を提供することである。

2022年12月、集団は最初のイベント「Toute première fois」を開催した。パリのクラブ「シェ・ルル」で、アーティストのパフォーマンスが次々と繰り広げられるキャバレーの雰囲気に浸ることができる。歌、ダンス、インタラクティブ・シアターが、官能的な バーレスクのテーマの一部となっている。大成功を収めた第一夜に続き、2023年10 月には15組のアーティストを迎えて「De l'autre côté du miroir 」が開催される。今回は、ティム・バートンの世界にインスパイアされたゴシックな世界だ。

パリのセーヌ河畔で開催された第3回は、深海と 神秘的な生き物、特に人魚が テーマだった。この夜は、解体された人魚に扮したニナ・ベルクラによるインタラクティブなパフォーマンスで幕を開けた。続いて、R&Bからトラップまで幅広いシンガーのカゴメ、ポップ・シンガーソングライターのチャーリー・モット、その他多くのアーティストによるコンサートやパフォーマンスが行われた。斬新なセッティングで新しい才能を発見する絶好の機会だ。

シャンブル・ノワールは、観客が宇宙の中心にいるような、真に没入できるイベントの創造を目指している。この集団の狙いは、観客に疑念を植え付け、現実とアーティストのパフォーマンスの 境界を見えにくくすることだ。シャンブル・ノワールは、才能が詰まった驚くべきパフォーマンスの数々で、この目的を成功させた。