初監督作『Banlieusards』の後、Leïla Sy監督はコメディ『Yo Mama』(アマドゥ・マリコとの共同監督)を7月5日に公開する。
クラウディア・タグボ、ザホ、ソフィー=マリー・ラルイの3人が、11歳の息子たちにラップを聴かせようとする3人の母親を演じる。ジャン=パスカル・ザディは、3人の女性に目をつける音楽プロデューサーを演じる。この面白い郊外コメディーの予告編は公開されたばかり。
評価
11歳の息子たちのラップ・ビデオに取り乱した3人の母親たちは、家庭内のコミュニケーションを再構築するために、爆発的なクリップでラップを披露することを決意する。Yo Mama』の2人の映画監督は、団地で子どもを育て、悪い影響から遠ざけることの難しさに注意を喚起するために、このちょっとクレイジーな企画を利用した。喜びと感動のすべてを備えたプロジェクトだが、それがこの映画の中心テーマでないことは明らかだ。
どんな困難にも打ち勝ち、3人の親友は大成功を収めるが、やがて突然の名声と理解できない世界に圧倒されていく......。また、ラップの世界を顕微鏡の下に置く機会でもあるのだが、このサブプロットは陳腐な表現と不器用な 脚本に満ちているため、あまりうまく使いこなせていない。すぐに思い浮かぶ言葉は「戯画化」だ。ジャン=パスカル・ザディのキャラクターにしても、3人のママにラップを紹介するオリヴィア・クイのキャラクターにしても、私たちは本気で信じていない。特に、この映画によれば、何も知らなくても、質の高い音楽を生み出し、ブレイクすることは極めて簡単なのだから。
この映画の真の課題である母と息子の対話が復活して初めて、観客の興味は戻ってくるのだが、その前に性急な結末が待っている。実際、『ヨ・ママ』は様々なプロットの間で必ずしも適切なバランスを取ることができておらず、そのため映画は時にぐらつき、単純化されすぎたテーマで構成されている。
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