パリの東、94県にあるサン・モーリス病院は、国立サン・モーリス病院とEPSエスキロール病院の2つの病院からなる。現在は パリ・エスト・ヴァル・ド・マルヌ県立病院となっている。その2つの建物は歴史に彩られている。
EPSエスキロールは、 歴史的建造物に指定されている旧精神病院であり、その起源は17世紀に遡る。19世紀、ジャン=エティエンヌ・エスキロールの指揮の下、 新古典主義様式で再建された。サン・モーリス国立病院は、元々はヴァンセンヌ・アンペリアル病院であった。1857年に開設されたこの病院の目的は、オスマン県知事がパリを一変させる巨大な都市開発を進めていた頃、病院を退院した療養者を収容することだった。
2025年のジュルネ・デュ・パトリモワンの期間中、一般の人々は、この機会に特別に企画されたプログラムを通じて、この歴史的建造物を探索することができる。この文化イベントは、イル・ド・フランスのカレンダーで見逃すことのできないもので、週末の間、観光客はこの地域のあらゆる場所で、さまざまなツアーやイベント、特別公開を楽しむことができる。次回は2025年9月19日から21日の週末に開催予定。
歴史家による2時間のガイドツアー:国立遺跡の中庭からエスキロール遺跡の中庭まで歩き、ナポレオンホール、ヴァカッシー城、回廊、礼拝堂の近くを通る。