この3年間、舞台裏では本物の芸術作品が紡がれてきた。2024年パリ五輪のために、パリ2024年組織委員会と文化省の共同プロジェクトとして巨大なタペストリーが 制作され、2021年に発表される予定だ。 ゴブラン織り工場とボーヴェ国立工場の才能ある職人たちは、前回のパリ大会のポスターからインスピレーションを得た、イラン系フランス人アーティスト、マルジャン・サトラピのデザインによるこのプロジェクトに命を吹き込むために奔走している。
9メートル×3.3メートルの巨大なタペストリー 、3つの部分に分かれたこの作品は、大会の数ヶ月前、2024年3月12日にゴブラン織工場で全貌が公開された。その後、6月21日にコンコルド・オリンピック会場のすぐ隣にあるオテル・ド・ラ・マリーヌで一般に無料公開され、大会期間中も展示される!
オリンピックの リングを含む21色と、フランスで染色された60キロのウール(ニュージーランド産)が使用されている。マルジャン・サトラピは、このプロジェクトの実現に彼女たちが大きな役割を果たしたと主張し、タペストリーの中に「私が彼女たちを見ているのと同じくらい、私も見ている」と付け加えた。
この三連のタペストリーは、ピエール・ド・クーベルタン男爵によって復興された第1回オリンピックの価値を思い起こさせ、この新大会で導入される革新的な技術を浮き彫りにしている。左側には、伝統的な第1回大会、特に1924年に開催された大会のシンボルであるやり投げの選手、中央には、オリンピックの炎とともに、男女の平等と公平のシンボルが描かれている。
右側には、2024年に招致される新しいスポーツ、ブレーキングと スケートボードが、首都のシンボルであるエッフェル塔の下に描かれている。背景には、サクレ・クール寺院や凱旋門などのモニュメントのシルエットが描かれ、その下には地球儀が描かれている。
開催日および開催時間
日 2024年6月21日
所在地
オテル・ド・ラ・マリーン
2 Place de la Concorde
75001 Paris 1
アクセス
M°コンコルド(1、8、12番線)
料金表
無料