スペイン人監督イサキ・ラクエスタの初のフランス語作品。ラモン・ゴンサレスの自伝『Paix, amour et death metal』を基にした新作長編映画『Un an, Une nuit』は5月3日公開。
ノエミー・メルラントとナウエル・ペレス・ビスカヤールが演じる若いカップル、ラモンとセリーヌは、気ままな日常を過ごし、笑い、愛、そして友人たちと過ごしていた。2015年11月13日の夜、二人は友人カップルとバタクランにいた。ふたりはテロから生き延びたが、普通の生活を取り戻すことはできなかった。
タイトルが示すように、この映画はあの恐怖の一夜から1年後を描いている。一方では、セリーヌはその出来事を完全に抑圧し、誰にも話さず、他方では、ラモンは地獄に堕ち始め、もはや生きることができない。両者とも全く異なる方法でトラウマに対処しており、それは2人の関係に影響を与えるに違いない。
一年一晩』は、回復力の物語というよりは、心的外傷後ストレス障害の物語である。二人ともトラウマを克服することができず、互いを引き裂く。それ以来、この夫婦が生き残ることは不可能になった。ノエミー・メルラントとナウエル・ペレス・ビスカヤールはそれぞれの役柄を見事に演じ、当人たちが同じスピードで前に進めないときに、夫婦として前に進むことの難しさを完璧に表現している。
必然的に、この映画はいくつかの未解決のドアにぶつかるが、このようなテーマは大きな感情をかき立てるに違いない。
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