大成功を収めた『Le Procès Goldman』の公開からわずか数ヶ月後、セドリック・カーンはまったく異なる作品『Making Of』を発表する。1月10日公開予定。
ドゥニ・ポダリデス演じる幻滅した映画監督サイモンは、工場のストライキと、それに続く同じ従業員による買収のニュースを映画化しようとする。しかし、映画の悲劇的な結末は、ハッピーエンドになると聞かされていた出資者を喜ばせず、なんと、最大の出資者が手を引いてしまい、残りの撮影が危うくなってしまう。それだけでなく、サイモンは、一世一代の大役を手に入れたと思い込んでいる人気俳優の変わり者アラン(ジョナサン・コーエン)をはじめとする役者たちや、次々とプロジェクトから脱落していく技術者たちとも折り合いをつけなければならない。
多くの人物が登場するこの映画は、数々のプロットを織り交ぜながらも、決して明瞭さを失わない。Making Of』はほとんど合唱のような映画であり、この映画で語られる撮影のように、縦横無尽に展開する。というのも、セドリック・カーンの作品は、映画の舞台裏に飛び込むような楽しいものであり、その制作は、想像しているよりもずっと華やかではないからだ。
また、登場人物が非常に多いため、脚本が巧みで、重要なシーンで活躍するキャラクターをタイプ分けし、笑いを生み出している。辞職したプロデューサー、頭の大きな俳優、物語の中心にいるメイキング中のカメラマンなどだ。この映画の登場人物たちは愉快で、彼らのやりとりはほとんどいつも不協和音と怒鳴り合いの原因となっている。ポダリデスのキャラクターが説明するように、「映画はハードドラッグ」なのだ。
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