カンヌ国際映画祭の常連であるリティー・パニュ監督は、 カンヌ国際映画祭2024の カンヌ・プルミエール部門に出品された新作『Rendez-vous avec Pol Pot』でカムバックし、その後2024年6月5日に映画館で公開される。
この カンボジア系フランス人映画監督は、2002年の『S21, the Khmer Rouge death machine』(非コンペティション部門)を皮切りに、ドキュメンタリー『Les Artistes du théâtre brûlé』(同じく非コンペティション部門)、2013年の『L'Image manquante』で「ある視点」賞を受賞するなど、何度もカンヌの階段を上っている。
ポル・ポトとのランデブー』は、アメリカ人ジャーナリスト、エリザベス・ベッカーの著書『カンボジアの涙:ある自虐史』に基づいている。
1978年のカンボジアで、3人のフランス人ジャーナリストがクメール・ルージュに招かれ、同政権の指導者 ポル・ポトに独占インタビューを行った。理想的な国に見えた。しかし、ポチョムキン村の裏側では、 クメール・ルージュ政権は衰退し、 ベトナムとの戦争が侵攻の危機に瀕していた。政権は犯人捜しを進め、密かに大規模なジェノサイドを実行している。記者たちの目の前で、美しいイメージに亀裂が入り、恐怖が露わになる。彼らの旅は次第に悪夢へと変わっていく。
この新作にはイレーヌ・ジャコブ、グレゴワール・コラン(クレール・ドゥニのお気に入りの俳優の一人)、シリル・ゲイらが出演している。
カンヌ国際映画祭2024:第77回カンヌ国際映画祭の最新情報
第77回カンヌ国際映画祭が2024年5月14日から25日までクロワゼットで開催されます。最新情報はこちらをご覧ください! [続きを読む]カンヌ映画祭2024:オフィシャルセレクション出品作品
2024年5月14日から25日までクロワゼットで開催される第77回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションをご覧ください。2024年4月11日(木)、コンペティション部門と非コンペティション部門の最初の出品作品が発表されました! [続きを読む]