リン・ラムジーは、 アリアナ・ハーウィッチの同名小説を映画化した 新作 『Die my Love』で、カンヌ国際映画祭2025の オフィシャルコンペティション部門に出品している数少ない監督のひとりだ。カンヌの常連であるこのイギリス人監督(2017年に『A Beautiful Day』で脚本賞とホアキン・フェニックスの主演男優賞を受賞)は、ジェニファー・ローレンス演じる若い母親が次第に狂気へと堕ちていく物語という 、灼熱の作品を作り上げた。
この映画は、まだ幸せな結婚生活を送っていたグレースが、夫のジャクソン(ロバート・パティンソン)と田舎の奥まった一軒家に引っ越してくるところから始まる。彼女は第一子を妊娠中だ。ハリーという赤ちゃんが生後数ヶ月の頃、私たちはふたりに再会する。退屈で堅苦しい若い女性の 様子がおかしい。ジャクソンの母親(非の打ち所のない シシー・スペイセク)は、産後うつ病と診断される。
彼の精神状態が悪化するにつれて不安は急速に募り、 ショッキングなシーンが次から次へと現れ、母親が長いナイフを持って彼に近づき、最悪の事態を恐れるようになる。母親は、自分の好みに合わないほど吠えすぎた犬を冷酷に撃ち殺し、浴室の壁紙を破壊したばかりで、その過程で爪を引きちぎることもなかったわけではない。
しかし、若い女性の狂気を自分自身に限定することで、リン・ラムジーは最後まで作品に 息苦しい緊張感を与えている。実家は拘束衣となり、病院へ行くことだけが、崩壊しつつあるこの夫婦に束の間の希望の光を与える。
視覚的に圧倒され(撮影は美しい)、心理学的に破壊的な 『ダイ・マイ・ラブ』は、 ジェニファー・ローレンスの見事な演技とともに、狂気のありのままの姿-予期せぬ、生々しい、爆発的な、そして悲しい-を見せてくれる。翌日も心に残る映画だ。
Die my love』は2025年カンヌ国際映画祭でお披露目される予定です。フランスの映画館での公開日は未定です。
あらすじ: 田舎で、ひとりの女性が自分の悪魔と戦う。
カンヌ映画祭2025:オフィシャルセレクション出品作品
2025年5月13日から24日までクロワゼットで開催される第78回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションをご覧ください。 [続きを読む]



カンヌ映画祭2025:オフィシャルセレクション出品作品














