2027年は、間違いなくデヴィッド・ボウイの生誕80周年の年となる。2016年1月10日に69歳で亡くなった英国を代表する歌手は、2027年1月8日に80歳を迎えるはずだった。これに合わせ、今後数カ月にわたり、世界各地でアーティストをたたえる数多くのイベントが開催される予定だ。
中でもひときわ話題を呼びそうな催しがある。それは、デヴィッド・ボウイが1978年に行った伝説的なワールドツアー「Isolar II」のロンドン、アールズ・コート公演を収録した未公開のコンサート映画「Stage」だ。ガーディアンによると、この映画は「ステージ上に彼がいるかのような錯覚を生み出すために企画されたマルチメディア・ショーの中心的な存在となる」。
ファンに完全な没入体験を届けるため、この伝説的な1978年のコンサートは、未公開映像をもとに修復・リマスターが施された。このプロジェクトは、Wonderworld、デヴィッド・ボウイ・エステート、そして『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』や『ムーンエイジ・デイドリーム』などを手がけた映画監督Brett Morgenとの共同制作で実現した。
「50年間忘れ去られていたこのショーは、最先端の空間オーディオビジュアル技術によって修復され、世界初となる没入型体験として生まれ変わりました」とソーシャルメディアで告知されている。Brett Morgenは、とりわけアーカイブ映像を再構成し、編集、カラーグレーディングを施したうえで手作業で加工し、「映画とコンサートの境界を曖昧にし、ファンにDavid Bowieの本物のショーを観ているかのような感覚をもたらす」作品を生み出した。
NMEによると、この作品は「新たな舞台体験」として展開される。映像は、Patrick Woodroffeが手がける照明演出と、Paul Massey(『ボヘミアン・ラプソディ』『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』)によるイマーシブ・オーディオ・ミックスとともに上映される。さらにNMEによると、「没入感のある音響空間と、Bowieと彼のバンドが実際にステージ上にいるかのような錯覚を生み出す透明なLEDスクリーン群」も予定されている。
1978年にロンドンのアールズ・コートで行われたデヴィッド・ボウイのコンサートを撮影した、未公開の未現像35ミリフィルムをもとに制作された映画『Stage』が、この機会に世界各地の大規模会場で上映される。世界初上映は、ベルリン国際映画祭第77回の一環として、2027年2月14日にドイツの首都ベルリンで行われる。その後、ほかの都市でも上映される予定だ。発表によると、このプロジェクトは「5,000席以上の大規模会場向けに制作されている」。
デヴィッド・ボウイが1978年、「ステージ」ツアー(「アイソラーII」)でコンサート「ステージ」を構想したことを振り返っておこう。当時、このツアーは1978年5月24日と25日にパヴィヨン・ド・パリ、さらに7月1日にはロンドンのアールズ・コートを訪れた。つまり、ロンドンのこの伝説的な会場で、アーティストはこの伝説的なツアーを記録に残すことを決めたのだ。デヴィッド・ボウイはここで、「ジギー・スターダスト」「レベル・レベル」「サフラジェット・シティ」「フェイム」「ジーン・ジニー」「ヒーローズ」など、欠かせないヒット曲を披露した。
この公演で、英国人シンガーは当時のバンドメンバー、Adrian Belew(リードギター)、Carlos Alomar(リズムギター/音楽監督)、George Murray(ベース)、Dennis Davis(ドラム)、Roger Powell(キーボード/シンセサイザー)、Sean Mayes(ピアノ)、Simon House(エレクトリック・ヴァイオリン)を従えていた。
デヴィッド・ボウイのキャリア全体を通じて「最高のライブパフォーマンスのひとつ」と評する人もいるこのコンサートは、「ステージ上で絶頂期を迎えたアーティストの姿を見せてくれる」と、プレスリリースに記されている。そんなコンサートが、まもなく大スクリーンで楽しめる前例のない没入型体験としてよみがえる!
公式サイト
www.davidbowiestage.com















