地下鉄11号線:セルジュ・ゲンスブール新駅名反対の嘆願書

発行元 Graziella de Sortiraparis · 写真: My de Sortiraparis · 掲載日 2023年12月10日午後01時50
今から2024年春までの間に、パリの地下鉄11号線の東側に6つの新しい駅ができる。そのうちのひとつには、有名な歌手セルジュ・ゲンスブールの名前が付けられる予定だが、この決定に反対する嘆願書が提出されるなど、万人の好みに合うものではないようだ。

自動化工事と延長工事の間に、パリの地下鉄の路線がひっくり返っている。現在シャトレからメリー・デ・リラまで走っている 11号線は、セーヌ・サン・ドニのロズニー・スー・ボワまで東に延伸されるため、その影響を受ける。現在から2024年3月までの間に、この路線には6つの新しい駅が建設される。しかし、そのうちのひとつに歌手のセルジュ・ゲンスブールの名前が付けられることになり、名前の変更を求める嘆願書が提出され、物議を醸している。

セルジュ・ゲンスブール駅は、現在の終着駅のすぐ後、レ・リラスに設置される予定だ。しかし、ソーシャルネットワーク上では、暴力的で、悪名高い女性差別主義者で、近親相姦の擁護者」と非難されている人物の名前に反対する声が上がっている。嘆願書は、「セルジュ・ゲンスブールの女性に対する暴力と、小児性愛者、さらには近親相姦の傾向」について言及しており、地下鉄の駅構内でも強調されている。彼と象徴的なカップルを形成したジェーン・バーキンは、2018年に出版された著書の中で、家庭内暴力と支配関係について言及している。

そのため嘆願書は、RATP、イル・ド・フランス・モビリテ、地元議員に対し、別のアーティストを支持して駅名を見直すよう求めている。覚えておいてほしいのは、4号線の延長以前は、地下鉄302 駅のうち、女性の名前を冠した駅はわずか7駅しかなかったということだ。従って、有名なフランス人女性の名前に変更することは、この請願書の作成者とその署名者にとっては、さほど大きな問題ではないように思われる。

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