生物多様性:イル・ド・フランスの森に戻ってきた野生のネコ科動物とは?

発行元 Graziella de Sortiraparis · 掲載日 2024年1月27日午後02時40
パリ地方にオオヤマネコがやってきたわけではない!復活しつつあるのは、私たちの小さな毛玉に酷似しているフォレストキャットという、もっと印象の薄い小さなネコ科動物なのだ。

小さな猫のように見えるが、フォレストキャットは 野生のである!長い間、その皮膚や狩猟に与える影響から狩猟され、ピレネー山脈やグラン・エストへとこの地を去っていた。しかし近年、フランス生物多様性庁(Office français de la Biodiversité)は、イル=ド=フランス地域の森林にその姿が戻ってきたことに注目している。これは、自然地域をつなぐ通路であるエコロジカル・コリドー(生態系回廊)のおかげで、この地域の都市化が進むなかでも動物たちが安全に移動できるようになったからだ。

国立自然史博物館の解説ビデオでは、このネコ科の動物が、飼い猫よりもずんぐりとした体型で、尻尾がふさふさしていることが紹介されている。4つの黒い輪と尻尾の先の黒いマフで見分けることができる。肉食性で優れたハンターであり、陸上でも水中と同じように俊敏で、空中でさえ木に登ることができる。今日、多くのフォレスト・キャットは家猫との繁殖によって生まれた雑種である。

イル=ド=フランス地方では前世紀に絶滅の危機に瀕していたが、1970年代から保護されている。セーヌ=エ=マルヌ県では、2022年から2023年にかけて約40頭が観察された。フォレストキャットはヨーロッパ最後の野生ネコ科動物のひとつであり、その保護は生物多様性にとって真の課題である。もし出会ったら、遠慮なく写真を生物多様性機関に送ってほしい!

Félins, l'exposition qui nous fait craquer au Muséum national d'Histoire naturelle - photos - IMG20230321102113Félins, l'exposition qui nous fait craquer au Muséum national d'Histoire naturelle - photos - IMG20230321102113Félins, l'exposition qui nous fait craquer au Muséum national d'Histoire naturelle - photos - IMG20230321102113Félins, l'exposition qui nous fait craquer au Muséum national d'Histoire naturelle - photos - IMG20230321102113 ネコ:国立自然史博物館で開催される夜の展覧会
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実用的な情報

公式サイト
www.youtube.com

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