エッフェル塔：館長、20％の値上げを発表

エッフェル塔は 首都を象徴するモニュメントであり、一年中毎日人気の観光スポットである。2023年には、600万人以上の観光客が 鉄の女の床に登った。こうした何百万人もの訪問者が、悪天候や時間の経過とともに、モニュメントの劣化を引き起こしている。

2017年から2030年まで、エッフェル塔運営会社は大規模な修復キャンペーンを実施しており、「史上最も野心的なキャンペーン 」だとジャン＝フランソワ・マルタン氏は言う。同社のディレクターはFrance Bleu に、この工事には3億8000万ユーロが投資されると語った。

これは、フランスの遺産を象徴するこの建物を保存するために、運営会社が調達しなければならない相当な金額である。近年、さまざまな出来事がエッフェル塔の財政を圧迫している。コヴィド19危機、観光の締め付けや制限、首都でのストライキや社会不安はすべて、モニュメントの収入減につながっている。

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そのため、これらの損失を補い、計画的な支出にもかかわらず収入を確保するため、エッフェル塔は2024年中に料金を値上げする予定である。「値上げによって、チケットの価格は 31ユーロ程度になるでしょう」とジャン＝フランソワ・マルタン氏は言う。現在、代表団体とパリ市（塔の所有者）と協議中で、夏かその前か後か、交渉にどれくらい時間がかかるか様子を見ながらスケジュールを決めています」とマルタン館長はフランス・ブルーの取材に答えている。

現在のところ、入場料は29.40ユーロ（エレベーターで最上階に上がるチケット）から5.90ユーロ（階段で2階に上がる割引料金）までとなっている。