何年も愛用してきたお気に入りの口紅で毎日自分を飾っていたのに、そのブランドが大好きな色の生産を中止してしまう。また、色やテクスチャーの面で自分が求めているものを正確に把握し、それまで想像の中にしか存在しなかった化粧品を、あるブランドが提供してくれることを期待して、美容室や住所を延々と探し回るという、もどかしいシナリオもある。
さて、パリには コスメティック・ラボ・ブティックがある。自分だけの口紅を作れると同時に、パッケージまで100％環境に配慮した製品を提供しているのだ！パリのトレンディな地区、マレ地区で行われている。50 rue des Franc-BourgeoisにあるBâton Rougeは 、あなたの願いを叶えるために待っている。
コンセプトは簡単。メイクアップ・アーティストがあなたの口紅作りに同行する。メイクアップアーティストのアドバイスを受けながら口紅を作ることができる。すべては色から始まる。メイクアップ・アーティストの手ほどきを受けながら、 古い口紅の色を再現したり、アクセサリーからインスピレーションを得たり、イマジネーションの果実を再現したり......。
アットホームな雰囲気で迎えてくれる。2つあるカウンターのひとつに腰を下ろし、専属のメイクアップ・アーティストと2人きりの時間を過ごす。希望する色合いがはっきりしている場合は、写真を数枚用意しておくことを強く勧める。
私たちの場合、最初にかなり漠然としたブリーフを試した。裏付けとなる写真もないまま、ゴールデンブラウンというものだった。しかし、それでもメイクアップ・アーティストはすぐに希望の色に近づけてくれた。驚くほどのスピードで、数種類の顔料を混ぜ合わせ、スパチュラでなじませる。ピンクを少し減らしたり、茶色を少し増やしたりと、何度か修正を加えながら、望みどおりの仕上がりにしていく。そう、一度唇に塗った色が同じに見えるとは限らないからだ。
ここでもまた、実験に細部まで気を配っていることがわかる。拡大鏡と、2つ目の普通の鏡で結果を見ることができるので、近くからも遠くからも結果を眺めることができる。照明が自然光に近いので、このパーソナル・リップスティックの色合いをよく知ることができる。たった4回の試行で、自分にぴったりの色を手に入れることができる。
2本目の口紅は、やんちゃな私たちがメイクアップ・アーティストに全権を委ね、赤い色合いを選んだ。私たちのスタイルや一般的な服装についていくつか質問した後、彼女は私たちが惚れ込んだ適切な色合いを提案してくれた！
口紅は色だけでなく、マット、サテン、ナチュラル、グロッシー、マットなリキッドなど、質感も選べるので、自分に合った口紅を作ることができる。その後、ガラス張りのラボに移動し、そこでメイクアップの最終段階を見ることができる。
ゴールデン・ブラウンには、すぐに塗れるマットなリキッドを選び、2つ目にはサテンのテクスチャーのスティックを使った。仕上がりが気に入っただけでなく、このコスメの天然成分にはヒマシ油も含まれており、唇に潤いを与えてくれる。スティックはすぐには使えないので注意：塗る前に48時間待つ必要がある。自分だけのリップスティックをデザインするには、50ユーロが必要だ。リキッドタイプは40ユーロ、スティックタイプは35ユーロで再注文できる。
こうして、自分だけの笑顔のシグネチャーを作ることができる！
所在地
バトン・ルージュ
50 Rue des Francs Bourgeois
75003 Paris 3
アクセス
メトロ・サン・ポール駅（1番線）またはランビュトー駅（11番線）
料金表
La recharge: €35 - €40
L'atelier: €50
公式サイト
batonrougeparis.com
