ファッション・ファンに告ぐ-2025年1月25日から26日の週末、パリ11区の使われなくなった建物で、マルタン・マルジェラに捧げられた無料の展覧会が開催される。モーリス・オークションとケリー・テイラー・オークションが主催するこのファッション・エキシビションは、オートクチュール・ファッション・ウィークの直前に開催され、1月27日に開催されるマルタン・マルジェラに特化した史上最大のオークションに先立ち行われる。
ベルギー人デザイナーの先鋭的な世界観を忠実に再現した生々しい雰囲気の中、1988年から1994年までの270点以上の作品が展示される。オーバーサイズのウエストコートがドレスに変身した1990年春夏コレクション、「シガレット」ショルダーのスーツ、透明なビニールのトップス、1991年秋冬の「カーテン」スカートなど、カルト的なコレクションに出会えるだろう。未公開、未着用、未発売のものばかりで、オリジナルのパッケージに入ったままのモデルもある。つまり、マルジェラのDNAの解剖であり、脱構築主義ファッションの真髄なのだ。
このユニークなコレクションを手がけたのは、アンジェラとエレナ・ピコッツィの姉妹。マルジェラを当初から支えたイタリアのファッション・アイコンである母、グラツィエラ・ピコッツィにインスパイアされた二人は、これらの服をまるで本物の遺物のように組み立て、愛情を注いだ。最もアバンギャルドなものから最もカジュアルなものまで、その一点一点が、生々しいカット、目に見える縫い目、解体されたフォルムでファッションを再発明したデザイナーの天才ぶりを物語っている。
アイコニックなシルエットに加え、展覧会ではオリジナルのパターン、複製スケッチ、貴重な資料など、クリエイティブなプロセスの裏側も公開される。その中には、マルジェラがメゾンを設立する前の1988年から1989年にかけて立ち上げた「!」プロジェクトのアーカイブも含まれている。デザイナーの先見性と謎めいたスピリットに迫ることが、かつてないほど容易になった!
ファッション、アーカイブ、歴史が一堂に会するこの展覧会は、必要不可欠なものであると同時に、親しみやすいものでもある!
開催日および開催時間
から 2025年1月25日 へ 2025年1月26日
所在地
エスパス・ヴォルテール
81 Boulevard Voltaire
75011 Paris 11
公式サイト
mauriceauction.com























