モンマルトルのブドウ畑はパリではよく知られているが、ワイン造りのセラーは首都パリでは一般的ではないと言わざるを得ない。かつてはフランスのワイン造りの中心地のひとつであったが、50年以上前にベルシーのセラーが閉鎖されて以来、その伝統は途絶えてしまった。
このような背景から、レ・ヴィニュロン・パリジャンは パリでワイン造りを復活させることを自分たちに課した。そして今、ドーメスニル通りのクーレ・ベルテのアルコーブのひとつにある彼らのワイナリーを訪れ、ワイン醸造のすべてを学ぶこともできる。
ブドウを町に持ち込んで、 その場で醸造することができるのに、なぜ大きなワイン農園でワインのボトルを消費するのか？ヴィニュロン・パリジャンは、ワイン醸造の全工程を都市環境で行うというアプローチだ！
そのために、レ・ヴィニュロン・パリジャンはローヌ渓谷の提携農家からブドウを選び、ブドウの樹の上で選別し、小さな箱に手摘みし、冷蔵ローリーでパリに運ぶ。その後、除梗、圧搾、発酵、熟成といった醸造作業が、街の真ん中で行われる。
ヴィニュロン・パリジャンでは、ワイン造りの工程をより詳しく知るために、ワイン醸造家レアの案内でセラーを訪れ、醸造ワークショップに参加し、もちろんオーガニック・キュヴェを試飲する機会を、好奇心旺盛なワイン愛好家に提供している。
さあ、 都会で育ったこの ワインを発見しに行こうか？
アルコールの乱用は健康に害を及ぼしますので、節度を持って摂取しましょう。
