11月13日は 、首都とフランスを震撼させた2015年のテロ事件から10年 を迎える日であり 、パリでは感動的な追悼式典が開催されます。 この一環として、まだ開館していないテロリズム記念博物館は、2025年11月3日から30日まで、パリ市庁舎の柵に「テロリズムと向き合う、市民の記憶」 と題した無料の野外展示 を開催します。
博物館の詳細が明らかになるまでの間、この展示は、すでに3,000点近く(犠牲者からの寄贈品、証言、司法封印品)の所蔵品が収められている将来の常設コレクションの一部を、初めて一般に公開する場となっています。現時点では、1960年代後半以降のさまざまなテロ事件に関連する品々の写真が展示されています。
この3部構成の展示は、まず、テロ行為の残忍さを体現する、傷跡が残った、損傷した、あるいは未完成の品々を通して、テロの暴力を想起させます。例えば、レストラン「ラ・ベル・エキップ」で銃弾が飛び交った黒板、弦楽器職人ロマン・ノーフルの未完成のギター、バタクランの生存者の鞄、飛行中に破壊されたDC-10の「UTA」のベルトバックルなどです。
第二部では、治安部隊、消防士、教師、ジャーナリスト、航空乗務員など、 日常生活における社会の抵抗力について紹介しています。トゥールーズとモンタウバンでの襲撃で傷ついたRAIDの防弾チョッキ、2015年11月13日の消防士のケピ、RFIのジャーナリスト、ギスレーヌ・デュポンとクロード・ヴェルロンに敬意を表して展示されたナグラの録音機などが展示されています。
最後に、 この展示では、特に芸術作品を通じて、被災者たちの回復力を画像で紹介しています。C215による警察官アハメド・メラベ氏への追悼の肖像画「私はアハメドです」、テキスタイル作品「沈黙を織りなす」(ニースのテロ事件)、2018年ストラスブール・クリスマスマーケットの生存者が描いた絵画「夢の中の長い旅」などが展示されています。感動的で誰もが楽しめる展示は、博物館ができるまでの間、一時的な追悼の場となっています。
開催日および開催時間
から 2025年11月3日 へ 2025年11月30日
所在地
パリ市庁舎
hôtel de ville de paris
75004 Paris 4
アクセス
地下鉄1番線と11番線 オテル・ド・ヴィル
料金表
無料
公式サイト
www.paris.fr











