わざわざ森に行かなくても、パリの中心で緑の空気を吸いたい?リュクサンブール公園と ザドキン美術館の間にある6区まで足を伸ばせば、葉緑素の香りに包まれながら内密な時間を過ごすことができる。薬学部の植物園のことだ。大学の塀の奥にひっそりと佇む緑豊かな楽園は、通り過ぎただけでは何の疑いも抱かないだろう。しかし、この季節の日記には欠かせない場所なのだ。
1882年、旧シャルトリュー修道院の敷地に薬学高等学校が移転してきたとき、この庭園は誕生した。その2年後、レオン・ギニャール教授が、教育的な花壇、水生植物のための池、針葉樹のエリア......そしてエッフェル工房が設計した温室など、庭園の構造を作り上げた。当時の庭園の面積は8,000 m²。1964年に植物園パビリオンと新しい建物が建設されるまで、この素晴らしい広さは維持された。その後、面積は半分になった。
現在、4,000平方メートルの よく手入れされた敷地は、未来の 薬剤師のための野外教室として機能しており、現在も、教育や研究に有用な新種が定期的に導入されるおかげで、常に進化を続ける印象的な多様な植物が生息している。学生たちはここで、癒し効果のある植物、香りをつける植物、煎じないほうがよい植物の区別を学ぶ。
樹齢100年を超える木々の下には、薬草、芳香植物、有毒植物、香料植物などが植えられている。2000年から2001年にかけて忠実に改修された温室には、サボテン、シダ植物、熱帯植物、その他光合成のスターたちがガラスの下で生い茂るミニジャングルがある。
春から秋にかけて、生薬学・植物生物学部の教員による少人数制の解説付きガイドツアーを行っている。ご希望の方は、15日前までに jardin.botanique.pharma@u-paris.fr までお申し込みください。日程は同学科の空き状況により決定され、参加費が必要となります。
秘密の花園と古代の知識、そして植物をベースにした逃避行の中間に位置するこの散歩道は、あなたのアーバン・ハーバリウムに加えるべき散歩道だ。頭をすっきりさせ、思いがけない情熱に火がつくかもしれない!
所在地
パリ薬学部
4 Avenue de l'Observatoire
75006 Paris 6
料金表
Visite du jardin : €10
Visite combinée jardin + musée : €15
公式サイト
pharmacie.u-paris.fr



























