パリでは、リノベーション・プロジェクトがテラスのように立ち並んでいる。しかし、 9区にあるベルジェール通り14番地では、単なる改修工事ではなく、壮大な芸術作品のような威信をかけた工事が行われている。フェンスの向こうに見えるのは、1880年に建てられ、BNPパリバの前身であるコントワー・ナショナル・ドゥ・レエスコントの本部だった建物、ベルジェール・エックス・パリ(BERGÈRE X PARIS) だ。これはほんの手始めに過ぎない。
不動産投資のスペシャリストであるラサール・インベストメント・マネジメントが2019年に購入したこの26,000m2の巨大建造物は、歴史的建造物の補足目録に登録され、「ベルジェール・ブロック」の愛称で呼ばれ、当時すでに革新の集中地であった。高さ17メートルのガラス屋根、セントラル・スチーム暖房、空気郵便管など、ベル・エポックはすでにすべてを理解していた。
しかし、モールディングを一掃し、文字通り窓を開ける時が来た。閉ざされすぎていたこのビルは今、近隣に開かれようとしている。単なる仕事場ではなく、真のパリのハブになるのだ。1階には、レストラン、バー、 、 ホテル、 コワーキングスペース、ジムまで......すべて一般に開放される。2階には庭園が設けられ、6階にはパリリウムと呼ばれるユニークなスペースから、パリの屋上や風景を一望できる。オフィスは、生活の場、通行の場、交流の場となる。
工事は2023年に始まり、2026年の第1四半期に完成する予定だ。キャピタル社によると、この間、遺産ファンや建築・土木工学に興味のある人は、内覧をすることができる。キャピタル社によれば、見学は同社に登録すれば可能だという。これは、普通ではない遺産改築の舞台裏を知る絶好の機会だ。
首都の主要プロジェクトに数えられるプロジェクト。
所在地
ベルジェール×パリ
14 Rue Bergère
75009 Paris 9
アクセス
メトロ8番線または9番線グラン・ブールヴァール
公式サイト
bergerexparis.com



















