パリのポルト・ド・ヴェルサイユにあるパルク・デ・エクスポで5日間、カカオ中毒者たちが次々と甘いスイーツに舌鼓を打つサロン・デュ・ショコラの最新版が開催される。試食やファッションショーだけでなく、サロン・デュ・ショコラは賞を授与する機会でもある。10月30日、フランス・ブーランジェリー・エ・ブーランジェリー・パティスリー協会主催の第2回マスター・デュ・パン・オ・ショコラが開催された。
今年は42名(昨年は38名)が参加し、2023年のフランス最優秀パン・オ・ショコラ賞の獲得というひとつの目標に向かって競い合った。そのためには、その道のプロやジャーナリストで構成される審査委員会を納得させなければならない。審査員は、パン・オ・ショコラの薄さだけでなく、味、焼き上がり、ツヤ、フォンダン、そして見た目の美しさも評価した。さらに、各候補者が出品した5つのパン・オ・ショコラは、「同一であること、重さが55グラムから65グラム(調理重量)であること、外見上の識別ができないように密閉された中性容器に入っていること」と、フランス国家ブーランジェリー・パティスリー協会のウェブサイトに明記されていた。多くの検討の結果、ブリサック=ロワール=オーバン(ペイ・ド・ラ・ロワール地方)のパン職人、シルヴァン・ベルアンがトップに立ち、悲願のタイトルを獲得した。
しかし、パリ地方でも シガマニ・スゲタランが全国ランキング2位に輝いた。セーヌ=エ=マルヌ県クレイ=スィイ(46 rue Jean Jaurès, 77410)にあるパン屋「Le Duc de Claye」の職人である シガマニ・スゲタランは、フランス最高の自家製パン・オ・ショコラで 2位と準優勝に輝いた。
最後に、グラン・エスト地方のフレデリック・ユベールが3位に入賞した。なお、フランス全土から7人の職人が決勝に進出した。
候補者の皆さん、おめでとうございます!
昨年の第1位は ディディエ・ルドメだった。ポワシー(イヴリーヌ県)のベーカリー"オー・ソレイユ"のパティシエ長は、2022年マスター・ナショナル・デュ・マイユール・パン・オ・ショコラのフランスチャンピオンとなった。
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