チュイルリー公園は老若男女を問わずパリジャンに人気のスポットかもしれないが、かつてこの美しい緑の中に宮殿があったことは忘れられがちだ。しかし、チュイルリー宮は パリの歴史的な大通りの起点であり、凱旋門やコンコルド広場の美しい眺めを楽しむことができる。




カトリーヌ・ド・メディシス王妃の命により、1564年に建設されたチュイルリー宮殿は、かつてのタイル工場に由来する。アンリ4世、ルイ14世、ナポレオン1世など、多くのフランス指導者のパリの居城となった。1871年のパリ・コミューンの際に火災に遭い、パレは破壊され、その遺構は現在、海外でも見ることができる。




しかし、チュイルリー宮殿のいくつかの遺構は、時には本来の場所から遠く離れた首都に残っている。それを見つけるのはまさに宝探しだ。では、パリのどこでチュイルリー宮殿の遺構を見ることができるのだろうか?
まずはスタート地点のチュイルリー公園から。コンコルド広場側の入り口近くにアーケードがある。このアーケードは元々2つあり、ドローム・アーケードとブラント・アーケードと呼ばれていた。1993年に修復のため撤去されたが、2011年に1つだけ再設置された。ジュ・ド・ポームの足元に見える。
そしてルーヴル美術館へ。コート・マルリーでは、よく見ると通路の入口に2本の柱に囲まれた美しいアーケードがある。 カルーセル・デュ・ルーヴルのギャラリーには、チュイルリー宮にあった彫像もいくつか展示されている。
チュイルリー宮の跡地からマレ地区を歩く。私たちをパリの歴史にいざなうカルナヴァレ美術館から 目と鼻の先に、人目を引く可愛らしい、かなり隠れた緑の環境がある。ジョルジュ・カイ広場だ。何が特別なのか?この広場には、多くの失われたモニュメントの遺跡があり、カルナヴァレ美術館の宝石細工の保管場所となっている。ここでは、チュイルリー宮殿の中央パビリオンのペディメントを見ることができる。
トロカデロ庭園、 リュクサンブール公園、ロシュシュアール・オテル、エコール・デ・ボザールの中庭など、首都の有名な場所にもこのような要素が見られる。パリ8区の ミュリヨ通りを歩くなら、9番を見てほしい。この小さな中庭では、植え込みの陰に隠れて胸像を見ることができる。これも チュイルリー宮殿のものだ。目を凝らして見てください!
料金表
無料



























