地下鉄:すべての駅の象徴的な白いタイルはどこから来ているのですか?

発行元 Margot de Sortiraparis · 写真: Caroline de Sortiraparis · 掲載日 2024年1月1日午前11時56
パリの地下鉄を利用したことがある人なら、駅のあちこちに長方形のニス引きされた白いタイルがあることに気づいたことがあるだろう。

単なるタイルではない、 パリのメトロタイルは、間違いなくこの街の遺産の一部だ。現在、インテリアブランドの中には、バスルームと同じタイルを販売しているところもあるが、メトロタイルは歴史に彩られ、地下鉄の駅に初めて登場してから1世紀以上経った今でも、大いに流行している。

この「メトロ・タイル」を考案したのも、パリの地下鉄駅のエントランスのデザインで知られるフランスの アール・ヌーヴォー建築家、ヘクトール・ギマールだった。彼は、光沢のある仕上げと 面取りされたエッジを持つ 長方形の 白いタイルを考え出した。最初の路線が開通した1900年から、パリの地下鉄網のすべての駅で使われるようになった。白いタイルは、暗い地下鉄の通路に光沢を与え、衛生的で洗いやすいという利点もあった。

当時、パリの陶磁器専門会社ブーランジェ社( )がこの巨大プロジェクトを担当していた。最初の地下鉄駅で使用された白い釉薬タイルは、1950年代に徐々に オレンジ色のタイルに取って代わられ、1970年代に装飾家ジョゼフ=アンドレ・モットによって最新のタイルに戻された。1900年にエクトール・ギマールが選んだメトロのタイルは、時代を超越した パリのクラシックなスタイルで、多くのバーやレストランなどのインテリアに誇らしげに飾られている。

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