本当にときめく発見というものがある。Mr.Tは、美食でありながら洗練され、独創的な料理のおかげで、料理を別の角度から見ることができ、ある味をもう一度好きになるような店のひとつだ。
Mr.Tはマレ地区のトレンディなグルメ・レストランだ。2017年にオープンしたこの店を支えるのは、ギョーム、エングエラン・カンテグレル、そしてミスターTこと 宮崎剛シェフの3人のパートナーだ。
EnguerrandとTsuyoshi は数年前、共にPassage 53で働いていた時に出会った。数年間そこで働いた後、二人は、剛はニューヨークへ、エングレランはホテル業へと移ったが、いつか一緒にレストランを開くという約束を忘れることはなかった。
こうして、2人の信奉者が一緒になって、Mr. Tという名前にふさわしい、とても上質なパリジャン・レストランを作り上げたのである。
美食家たちを歓迎するため、エングランと 剛は歓迎ムード満点でシック、そしてちょっときらびやかな真新しい内装を選んだ!
オープンキッチンなので、シェフがコンロで調理する様子を見ることができる。魅力的な香りがすでに漂い、メニューのヒントを与えてくれる。
メニューには新しいランチメニューがあり、28ユーロという非常にリーズナブルな価格で提供されている。夜は、5コースの新テイスティング・メニューで、T氏が食の旅へと誘う(ちょっとしたサプライズもあり!)。
ランチは、 ミスターTのチームを信頼して、美食家たちに人気の シグネチャー料理を選ぶことにした。
甘いチリクリームが添えられた ネム風野菜餃子、緑の中に隠れている可愛らしい緑とスパイシーなラビオリ、そして目の前を通り過ぎ、ブロートーチの熱で美しい黄金色のチーズの皮ができるまでの素晴らしい珍味、Mac&Cheeseを選ぶことにした。
ミスターTでは、 ショーも食事の一部なのだ。アラカルトメニューからラムショルダー・ケバブを選べば、その味を確かめることができる。この美味しい前菜は、本物の 蒸しケバブの箱に入ってテーブルに運ばれてくる。
箱を開けると、 スモークしたローズマリーの強い香りが鼻孔に届く。目と鼻を楽しませてくれるこの前菜は、味覚的にも美味しく、ジューシーな風味と完璧に調理された肉のマリアージュが楽しめる。
肉食の人も、魚好きの人も、ベジタリアンの人も、お目当ての料理がきっと見つかるはずだ。
一方は、 焼いたサバにローストレモンとワサビソースを添えたもので、うれしいサプライズだ。もう一方は、 有名なブラックスモーキー・バーガーで、これもブロートーチの難解な炎をくぐり抜ける。燻製なら燻製で、この驚くべき黒い 炭火 バンズの帽子の下には、細かく刻んだベーコンと焦がした茄子のリダクションが敷き詰められている。
最後に、デザートは、甘いもので締めくくることが重要なので、グレープフルーツのスプレーム、ヨーグルトのエマルジョン、 フレッシュな山羊のチーズクリームで作られた破壊的なチーズケーキで軽さを選ぶ。爆発的な風味のファンにはたまらない一品だ!
最後に、 ミスターTの カクテル・メニューはフード・メニューと同様、毎月変わる。ロング・ドリンクが3種類、ショート・ドリンクが3種類ある。おすすめは、ヴェシンダのテキーラにパイナップルとコリアンダーをその場で注入したメキシカンミュール。そう、T氏はシロップから調合液まですべて自分で作っているのだ!
要するに、T氏はその親しみやすさ、創造性、そして食欲をそそる料理で私たちを驚かせ、魅了することに成功したのだ。そこで簡単なアドバイスだ!
所在地
パリのT氏
38 Rue de Saintonge
75003 Paris 3
料金表
Cocktails: €12 - €13
Menu dejeuner, entree+plat ou plat+dessert: €28
Menu dégustation en 5 services: €69
公式サイト
www.mrt-restaurant.fr