ノートル=ダム=デュ=トラヴァイユ教会とその驚くべき金属構造

発行元 Manon de Sortiraparis · 掲載日 2021年4月12日午後10時12
20世紀初頭、14区で働く人々を歓迎するために建てられたノートルダム・デュ・トラヴェール教会は、その敷居をまたぐと、息をのむような鉄と鋼鉄の建造物が現れる。

14区にあるこのいたってシンプルなロマネスク様式の教会の 外観からは、その内部を支える驚くべき構造を想像することはできない。

建築家ゴデフロワ・アストリュックによって、手狭になったノートルダム・ド・プレザンス教会の跡地に建てられたノートルダム・デュ・トラヴェール教会は、1902年にオープンしたパリで唯一の労働者階級の教会である。1850年代、新しいモンパルナス駅周辺の人口は急速に増加し、そのほとんどが労働者階級だった。20世紀には、これらの労働者が、とりわけ万国博覧会の設営と解体を担っていた。

だから、地元の労働者の助けを借りて建てられたノートル=ダム=デュ=トラヴァイユ教会が、その信徒たちの労働者階級の地位に敬意を払うのは当然のことだった。でも、どうやって?自分の目で確かめるには、敷居をまたぐしかない。この建物は、労働者がくつろげるように設計されている。

L'Eglise Notre-Dame-du-Travail et son incroyable structure métalliqueL'Eglise Notre-Dame-du-Travail et son incroyable structure métalliqueL'Eglise Notre-Dame-du-Travail et son incroyable structure métalliqueL'Eglise Notre-Dame-du-Travail et son incroyable structure métallique

壮大な金属構造がノートル=ダム=デュ=トラヴァイユ教会に信じられないほどの価値を与えている。これは、労働者たちに、彼らが日常的に働いている工業的なスタイルと、彼らが変形させるのに使われている材料を思い起こさせる。当時、パリの景観にとって非常に新しいものであった、わが国のエッフェル塔とは似ても似つかないスタイルである。

ちなみに、教会の建設に使われた135トンの鉄(!)は、1855年の万国博覧会のために建設され、30年後にプチ・パレと グラン・パレの建設のために取り壊されたパレ・ド・ランジュストリーにあったものである。

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ステンドグラス、彫刻、絵画はすべて仕事の世界と結びついている。聖リュック(芸術)、聖フランソワ・ダシス(詩的創造とエコロジー)、聖エロイ(冶金と金細工)、聖フィアクレ(園芸と市場園芸)、そしてジョゼフ・ルフェーヴル作のノートル=ダム=デュ=トラヴェール像がある。

建物のやや厳かな雰囲気を和らげるために、様々な礼拝堂はアール・ヌーヴォー様式の壁画で飾られている。パリの歴史的建造物に指定されているこの教会は、どんなことがあっても見逃すことはできない!

実用的な情報

所在地

59 Rue Vercingétorix
75014 Paris 14

料金表
無料

公式サイト
www.notredamedutravail.net

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