ブラッスリー・オートゥイユ：地中海風味のテラス席

スター・インテリア・デザイナーのローラ・ゴンザレスが改装したパリ16区のブラッスリー・オートゥイユは、1階の大きなテラスが自慢。首都にいながらにしてパリを脱出する完璧な方法だ！

全仏オープンが再開され、ポルト・ドートゥイユは活気に満ちている。とてもシックな16区の端に位置するこのエリアには、ここ数日、テニスファンだけでなく、日光浴とリラックスを求める好奇心旺盛な観光客も訪れている。

ブラッスリー・オートゥイユの1階にあるこのテラスは、インテリアデザイナー、ローラ・ゴンザレスの熟練した目で全面的に改装された。

木製のパーゴラの下には、 オリーブの木、バラの花、エスニックなクッションが 置かれ、 250席の広さがある安らぎの空間が広がっている。高貴な素材がエキゾチックでシックな雰囲気を醸し出している。

料理にも同じレシピが適用されている。料理は丁寧に調理され、地中海の風味がバランスよく調和している。サーモンのカパッチョは柑橘類でマリネされ（23ユーロ）、ほのかな苦味が夏の暑い日にはありがたい。マグロの半熟煮とイカのフライには、ニンジンとクルクマのムースリーヌが添えられている（23.50ユーロ）。複雑なことが多いが、魚は完璧に調理され、その中心には柔らかなマグロが現れる。

トスカーナの田舎の家のような雰囲気のこの店は、グルメな休憩のためだけのものではない。コーヒーやデトックス・ジュース（キウイ、キュウリ、フレッシュ・ミント、レモン入りのグリーン・デトックス6.50ユーロは絶品）を飲んだり、ボードやピザをシェアしたり、夕暮れ時にはLEDで照らされた星空の下でカクテルを 飲んだりするために、人々は四六時中ここにやってくる。

天気が荒れたり、風が強くなったりしたら、XXLランタン型の照明の下、丸みを帯びた居心地の良い大きなベンチのある店内に避難することもできる。ビリヤードで夜を盛り上げることもできる。気分転換になること請け合いだ。