フォンテーヌ・サン・ミシェルとノートルダム大聖堂のすぐ近くにあるル・ダム・デ・ザールでは、エレガントでありながらシンプルな雰囲気の中で、シェフ、 オトニエル・アルバレス・カスタネダンによる コンテンポラリーなメキシコ料理をお楽しみいただけます。メキシコ出身のシェフは、日本料理にも造詣が深い。
ホテルのレセプションの奥には、落ち着いた色調の洗練された部屋があり、その奥には天気の良い日にくつろげる小さな庭があります。ホテル全体はデザイナーの ラファエル・ナヴォットによって改装され、700点を超える美術品のコレクションを誇っています。素材や調度品は、お客様が快適にくつろげるようにデザインされています。
ランチとディナーのメニューは異なり、ル・ダム・デ・ザールの料理はすべて 自家製。シェフはエコロジーに配慮したメニューを提供し、 地元の生産者と協力して短時間で調理できるよう配慮している。私たちはまず、エスキテス、 鴨のタタキ、 真鯛のトスターダといった前菜からスタートした。エスキテスはとうもろこしの天ぷらで、秘伝のマヨネーズとギリシャのフェタチーズに例えられるメキシコのチーズ、コティハチーズがかかっている。
鴨のタタキは薄切りにされ、ディル、マスの卵、ヘーゼルナッツ醤油でマリネされている。鴨の風味を隠すことなく、うまく引き締めている。続いて、美しい盛り付けの鯛のトスターダを試した。ギリシャヨーグルト、ハラペーニョ、ライムがトッピングされた トスターダは、前菜としてとても心地よい。シェアできないので、何人かで食べる場合は1人1つずつ取ることをお勧めする。
メニューには魚料理、肉料理、ベジタリアン料理がある。バナナの葉に包まれたスズキのパピヨテはとてもよく煮込まれ、添えられたバターと白味噌のソースは、シェフのオトニエル・アルバレス・カスタネダンが高く評価する 日本の味を思い出させてくれる。コーン・トルティーヤのチキン・タコスは、アボカドとライムのクリームがトッピングされ、軽くスパイスが効いている。ボリューム満点で、シェアするのに最適だ。
デザートに関しては、シェフはメキシコの典型的なデザートにひねりを加えたブニュエロ(メキシコではドーナツの詰め物、または詰め物のこと)を提供する。このデザートはドーナツの形ではなく、ワッフルの上にクロワッサン・アイスクリームをのせ、ココア・ドゥルセ・デ・レチェを添えたものだ。軽めのハラペーニョのシャーベットは、食事を締めくくるにふさわしい。そのまま飲んでも、ソルベに加えてもいい テキーラのショットが添えられており、少しスパイシーで ピリッとしたライムの風味が口に心地よい。
レストランは毎日午前7時から深夜まで営業している。また、毎週日曜日の正午12時から午後3時までのブランチも楽しめる。
6区ダントン通り4番地にあるLe Dame des artsは、シェフの オトニエル・アルバレス・カスタネダンが 考案した新しい味の組み合わせを味わうことができる。