美しい緑地だけでなく、パリの公園には多くの秘密が隠されている。例えば、ヴァンセンヌの森には、アジアの宝物を納めた美しいパゴダがある。1931年の国際植民地博覧会の名残であるトーゴとカメルーンのパビリオンの中心に位置するこのパゴダは、フランス仏教徒連合(Union bouddhiste de France)の本部となって おり、ヨーロッパで最も高い仏像と、2009年にタイからフランスに寄贈された歴史的な仏像の遺物が納められている。
1971年までボワ産業博物館があった後、総面積8,000m2近いパゴダの囲いには、「澄んだ光の城塞」と呼ばれるカギュ・ユッセル・チュ・ゾンの色鮮やかなチベット寺院も隠されている。この場所がグレート・パゴダとなったとき、独裁政権から逃れてきた多くの東南アジア難民に、自分たちの伝統と宗教を守る場所を提供した。
ヨーロッパ最大の仏像は、金箔で覆われ、台座と合わせて高さ9メートルを超えている。仏像の下にある聖遺物は、バンコクのワット・サケットから来たもので、ヴァンセンヌのグランド・パゴードに寄託されている。
パゴダは常時公開されているわけではないので、一年中見ることができるわけではない。仏教のお祭りの時だけでなく、季節ごとに変わるイベントにも行くことができる。知っておくといいこと:ヨーロッパ最大の仏教寺院もパリ地方のエヴリー・クールクロンヌにある。2008年にはダライ・ラマによってカイン・アン・パゴダが落慶された!















