クリスティーヌと レ・フュ・ド・リルに続き、エミリーとボリス・バザンは2018年末、サンジェルマン・デ・プレの中心部に「ル・コルヴェール」をオープンした。ホテル経営学校で訓練を受けた若いカップルは、ボリスはイタリアで、エミリーはロンドンで始めたキャリアを続けている。
仕事でも生活でも一致団結したベックス・パリジャン夫妻は、まずファミリーレストラン「ル・クリスティーヌ」の存続に取りかかった。その4年後、サン・ルイ島にあるビストロノミックなレストラン、レ・フー・ド・リル、そしてル・クリスティーヌの目と鼻の先にあるレストラン、ル・コルヴェールを購入した。
数ヶ月に及ぶ改装の後、コルヴェールは、新しい顔、魅力的なメニュー、そしてビストロノミー界のトップに躍り出ようとする新シェフ、アルノー・バプティストを迎え、その姿を現した。ル・ムーリス、ル・カレ・デ・フィーユ、ラレノテークで働き、2021年版『トップ・シェフ』で一般大衆の前に姿を現した、このような個性的な風貌のシェフなら驚くにはあたらない。
アルノー・バプティストは、ノワジー・ル・グランにあるジャッキー・リボーのレストラン、レ・メロヴィンジャンを去り、ビストロでもレストランでもない、その両方を併せ持つ彼の「ビストロラン」であるコルヴェールに移る。
アルノー・バティスト版コルヴェールは、私たちが 今年試食したレストランの リストのトップに位置する。
カナイルでありながら洗練され、気前がよく、決して飽きさせないこのアフェリオラントで、ちょっとエッチなビストロノミーは、ランチではアラカルト、前菜/メインディッシュ、メインディッシュ/デザートメニュー(30ユーロ)、前菜/メインディッシュ/デザートメニュー(36ユーロ)、ディナーではスモールプレートバージョンを味わうことができる。
蒸しエンドウ豆の タルトレット、エンドウ豆のムースリーヌ、野生のニンニク、ドゥルセ海藻、アーモンドとニンニクのエマルジョン(17ユーロ)、オーガニック卵のマリネ、滑らかなパルメザンクリーム、チェチーナとフライドオニオン(16ユーロ)。
クミンで焼いた丸ごとのニンジン、アーモンドミルク、プルーン、コリアンダー、野生のニンニクで甘く味付けしたもの(23ユーロ)、タラのコンフィ、コートレット、グラノーラ、ヨモギのジェル(30ユーロ)など、ベジタリアンも退屈しない; 仔牛のナックル、ジティ、ライ麦ミルク、タイム・ジュース、大きなボタン茸(32ユーロ)、あるいはガティネ産のモルモットを2度煮したもの、チャードと空豆、インゲン、アンチョビ、黒ニンニク、スライス・ジュース(31ユーロ)。アルノー・バプティストの精神を受け継いで航海しているのだ。
サイドメニューも抜かりなく、専用の食器が用意され、それぞれの料理にダブルサービスが保証されている。もちろん、夫妻の友人や生産者から取り寄せた自家製ワインで乾杯することもできる。
お祭り騒ぎは始まりと同じく、調理済みと生のイチゴ、オルジートヨーグルト、アーモンドのキャラメリゼ、マラス・デ・ボワのソルベ(14ユーロ)、温かいクラフティにセレーチェリーを添えたデザートで幕を閉じる、マーマレード、オレンジの花と紫蘇のアイスクリーム(15ユーロ)、そして本日のデザートは、リンゴ、エルダーベリー、ルバーブ、フローズン・ヨーグルトとメレンゲ・パウダーを使った、アラカルト・デザートをうらやましがるものは何もない。
目をつぶって勧めたい店のひとつだ。
このテストは、プロの招待客として行われたものです。もし、あなたの体験が私たちと異なる場合は、コメントでその旨をお伝えください。
所在地
マガモ
54 Rue Saint-André des Arts
75006 Paris 6
アクセス
メトロ:オデオン
料金表
Entrée – plat ou plat – dessert: €29
Entrée – plat – dessert: €35
À la carte Environ: €55 - €65
公式サイト
colvert.paris